恵文社とU2

9/21
恵文社コテージでライブ。フードは、もしも屋さんにお願いしました。生音が届かない空間であれば、マイクももちろん使うのですが生音が届く距離なら、なるべくマイク使わずにライブしたいなと思っていて、まさか恵文社さんの中でノンマイクのライブができるなんて考えもしなかった。恵文社コテージのウェブサイトを見ていて、あぁキッチンがあるのだな、よく展示とかにも使われているから壁はたいそう音が響きそうだなとか考えていた。一度場所を見学にお邪魔して、ここなら生音でできる。生音のライブは観てる方も高い緊張感を強いられるから食事があった方が絶対によいなと思った。当日の客席の椅子とテーブルは僕が並べました。自分自身でも、ライブに求めるものが、「座れる・食べれる・音がデカすぎない」。ライブハウスではない空間故に、ライブハウスではできない音楽の発表の仕方ができました。またコテージ、次も生音で歌いたいと思います。もしも屋さんのフードどれもとても美味しかった。ライブでは、大好きなKUDANZ「蕾」という曲をカバーさせていただきました。違う曲ですがこちらも素晴らしいです。「風の輪郭」

こないだU2のフリーアルバムをダウンロードした。望むと望まざるに関わらずiTunesに音源が入ってるということで、こんなのいらないだの妙な迷惑話として話題になっていた。U2も嫌われてるなぁ、わざわざ聴きたくてダウンロードした身としてはまさに(苦笑)という他ないなぁ。どうしてこんなにU2が嫌われるのか。僕はリアルタイムで聴き始めたのは『ズーロッパ』というキャリア史上割と評価が低い、というか地味な初めて聴く一枚としては一番適さない作品だった。しかも初めて聴いたU2の楽曲は『ズーロッパ』収録の「レモン」という何これみたいな変な曲だった。当時は今みたいにYouTubeで気になった音楽を片っ端から試聴できる時代ではなかったので「聴いたけどいいのかなんなのかわからない」みたいな疑問が残るアーティストのCDはその疑問が解けるまでと思い、違う作品も聴いた。
ラジオかテレビの音楽番組(特に深夜のMTV)が主な情報収集の窓口だった。特にMTVが今でいうYouTube代わりになっていたようにも感じる。で、U2なんだけど、あー地味なCD買ってしまったなぁと半ば後悔しながらもMTVで聴いた他の曲が全然雰囲気が違っていて(当たり前)他のアルバムを買っていくとどれも好きになっていった。振り返って『ズーロッパ』。聴いていてとても退屈だったのだけれど、一曲「ステイ」という曲がありこれだけでもこの地味なCDを買った価値があったという程の名曲だった。味のあるPV(ヴェンダース?)も素晴らしくてロックバンドでこんなにジワジワジワジワと楽曲を聴かせるって凄いなと思った。そんなに劇的なコードチェンジもない。そのあと『ポップ』というアルバムが出て日本でもライブが行われた。ポップマートという装飾がゴテゴテした物凄くギラギラしたライブだった。時代にあわせてU2はその音楽スタイルを作品ごとにスタイリッシュに変えているようで、実は全く変わってない。というか変えれてない。むしろ流行りの服を流行が変わるたびに着替えているようななんだか少しもっさい感じがする。いくら服を着替えても当の人間が変わらない。どんなに頑張ってもあんまり変わらないU2らしさ。実はここが一番愛されている。それは何かというと本当に地味な、不器用なシンプルな誰もが一緒に歌える歌。今も変わらない四人のメンバー故の技術を越えたマジカルな演奏。あんなに単純な曲をジワジワ聴かせる手腕はある意味凄い。「ウィズオアウィズアウトユー」は今も学生の軽音サークルで腐るほどコピーされている楽曲だと思うが(コードが4つくらい)原曲のような叙情性を再現できている演奏には出会ったことがない。U2はなんだか地味なヤツが頑張って派手に振る舞っている痛さみたいなものがある故に、嫌われているのかも。昔ポップマートツアーでライブを観たときに、隣のサラリーマン風の男の人がボノよりデカい声でサンデイブラディサンデーを歌っていて勘弁してくれと思ったのだけど、きっとそういう愛され方なんだろうな。オシャレに音楽性をコロコロ変えるプライマルスクリームみたいなのだときっとあのサラリーマンのおじさんはついていけないのだ。そして、僕もそうだ。